手話・日本語大辞典日本手話は、手や指、腕を使う手指動作だけでなく、非手指動作と呼ばれる、顔の部位(視線、眉、頬、口、舌、首の傾き・振り、あごの引き・出しなど)が重要な文法要素となっている。注意:「日本語対応の手話」では手の平を相手に突き出す「?か」を肯否疑問文のマーカーとして用いているが,日本手話ではここで示すイエスノー疑問文の非手指動作「文末のまゆあげ」がそのマーカーとなることに注意。
日本手話の性差 言語学における性差とは同じ言語に属しながら,男性話者と女性話者の表現が客観的に見て明らかな相違を示すことを言う。また手話落語では複数の人物表現の要求から「女性的な」またはね「男性的な」手話が必要とされ,今後の研究の資料となる可能性を持つ。手話通訳者(聴者)などがこれに違和感を覚え『文脈における文法性の一致』を意識し女性の形で表現することがあるが,当のろうコミュニティでは『妹は女子校に通う』という時でも男性単数の形が違和感なく用いられる。
しかし,以下ではいわゆる「日本語対応の手話」と「日本手話」の区別を明示するいくつかの特徴的文法則がまず説明されてますよん。以前日本の手話言語学者は手話は音声語とは形態において異なる故に,音声言語学とはまったく異なる言語学用語,文法用語によって研究されるべきであるという立場をとっていた。